DeNAの新監督となったラミちゃんは苦しい戦いが続いていますが、まだまだ勝負はこれから。巻き返しを期待しています。
開幕から熱戦が繰り広げられている今年のプロ野球の見どころと言えば、やっぱり新しい顔ぶれとなった監督ですよね。
特に3球団で“新人監督”が誕生したセ・リーグは昨シーズンまでとはガラリと変わり、一気に世代交代した感じです。これでセは6人全員が40代。まさに僕と同じ世代の方々が指揮を執っているわけで、ますますプロ野球を見るのが楽しくなっています。
その中で
金本知憲監督率いる
阪神と、
高橋由伸監督率いる
巨人は、いいスタートを切りましたね。阪神は、オープン戦のときから活躍していたルーキーの
高山俊が一番という大役をしっかりと果たしているし、2年目の
江越大賀と3年目の
横田慎太郎らのハツラツとしたプレーも見ていてすごくいいですよね!それに能力のある若手をちゃんと周囲も認めてチャンスを与えているチームって、お互いに高い競争意識の中でやれているような気がして、いいなって思うんです。だから今年の阪神はいける気がしますねぇ〜。
巨人は、オープン戦では正直「どうなるんだろう」と不安のほうが大きかったんですけど、開幕後は12球団中最年少指揮官の由伸監督を昨年までのチームメートがみんなで支えている感じがします。
投手陣は
マイコラス、
杉内俊哉がケガで離脱して、
内海哲也も調子が上がらない中、3年目の
田口麗斗、2年目の
高木勇人が頑張っています。田口はオープン戦ですごく良くて、もちろん期待していましたが、開幕してダメになるケースもあるだけに正直なところ「開幕してみないと分からないかなぁ」と、ちょっと慎重に見ていた部分があったんです。でも、しっかりと先発ローテに入ってますからね。このまま1年間頑張ってもらいたいです。
開幕前からまったく想像がつかなかったのが、DeNAのラミちゃん。どんな采配をするのかなって楽しみにしていたのですが、ちょっと厳しいスタートになってしまいましたね。DeNAにはいいバッターがそろっているので僕は投手陣がカギを握っていると思っているんです。
国吉佑樹とかが上がってこないと厳しいかなって。
それと毎年のように期待しているのが
高崎健太郎です!なんでかっていうと彼ってプロ野球選手としては、そんなに体が大きくないですよね。なのに、150キロのすごいボールを投げちゃう。そういう投手が僕は昔から大好きなんです。やっぱり自分も体が小さいっていうのもあるからだと思うんですけど、小さい投手が体の大きなバッターたちを抑えたりすると、思わず「よっしゃぁ〜!!」ってね(笑)。
高崎は今シーズンまだイースタン・リーグでも投げていません(4月25日現在)が、2012年には開幕投手を務めたほどの右腕。彼の復活はラミちゃんも首を長くして待っているはずです!
僕が気になっている高崎健太郎が一軍のマウンドに帰ってきてくれる日を楽しみにしています!!
(本文内敬称略)