今季2人の高卒ルーキーが輝く才能の一端を一軍で垣間見せ、イースタン、ウエスタンの両リーグでビッグホープ賞を受賞した。ここでは2018年、大きな飛躍が期待できる両選手のインタビューをお贈りする。まずはプロ初打席初本塁打のデビューを飾り、日本シリーズでも高卒新人野手としては史上初となる、初打席で安打を放ったDeNAの若きスラッガー・細川成也だ。 取材・構成=滝川和臣、写真=小山真司、桜井ひとし、大賀章好、BBM 
CSファイナルSでは広島・大瀬良の141キロをフルスイング、センターへ弾き返した
日本シリーズで安打、大舞台で得た経験
春季キャンプのフリー打撃でサク越えを連発。高卒ルーキーとは思えない飛距離から「アレックス・カブレラ(元西武ほか)のようだ。彼くらいのパワーがある」とラミレス監督に言わしめた。シーズン当初はプロのレベルに戸惑ったが、徐々に対応力を見せ一軍昇格を果たした。 ──今季、終盤に一軍デビュー。以降、CS、日本シリーズを戦い、休む間もなく奄美での秋季キャンプへ。めまぐるしい1年目のシーズンでした。
細川 そうですね。でも、最後の最後に一軍に上がって結果を残せた。いい1年だったと思います。(10月3日、
中日戦のプロ初打席で)ホームランを打てたこともそうですが、CS、日本シリーズに出場させてもらったことが大きかったです。1年目からなかなか経験できることではないですし、入団前には想像できなかったことです。
──ファームでは114試合に出場し、規定打席をクリア。ただ、打率.201、10本塁打でしたが、182三振(イースタン・リーグ記録を41も更新)。この結果をどう振り返りますか。
細川 三振が多くて、打率も残せませんでした。自分としてはもっとホームランを打ちたかったんですが、なかなかいい結果につながりませんでした。ファームで過ごした日々は「悔しい」の一言でしたね。
──どのようなところにプロのカベを感じましたか。
細川 真っすぐはとらえられても、変化球はまったく・・・
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