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グラブを語り尽くす 名手こだわりの逸品

巧者たちのグラブSELECTION 遊撃手・今宮健太 好奇心が生み出した今の自分にとっての“ベスト”「わがままばっかり(笑)。でも、今のグラブは完璧」

 

野球を始めるとき、誰もが最初に手にするのはグラブではないだろうか。グラブを語り始めたら止まらない。今号の特集はグラブを愛する方々にお届けする。
取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭、BBM


GLOVE ゼット

 ゼットのグラブを使い始めたのが2021年シーズンから。きっかけは源田(源田壮亮西武)です。源田が使っているのを見て「1つちょうだい」と。昔からいろいろなグラブに興味があって、プロに入ってからもいろいろなメーカーを使わせてもらいましたが、使うきっかけは、いつも“誰かのグラブ”。それこそ、プロに入って最初のころに鳥越さん(鳥越裕介、当時ソフトバンク二軍監督)を通じて井端さん(井端弘和、当時中日)からいただいて。そこで「こういうグラブいいな」と感じたところから、“自分に合うグラブ探し”がスタートしたのかもしれないですね。

 一番大事にしているのは、手を入れたときのフィット感。より素手に近い感覚になるように、そこにまず重点を置いて、職人の方にもいろいろとお願いをして作り上げました。僕の場合は・・・

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