2024年のドラフトは大学生が軸である。中でも今年3月、侍ジャパントップチームに招集された4選手は、NPBスカウトから1位評価を受けている。「大学生BIG4」。 取材・文=小中翔太 写真=太田裕史 
関学大1回戦[10月12日]。1点リードの8回表から救援し、2イニングを無失点に抑えた。春に痛めた腰の影響で、ラストシーズンは短いイニングでチームに貢献している
トップチームで存在感
5安打、13奪三振、1四球、0.69失点。これは大学最強左腕、関大・金丸夢斗の3年春から4年春までの成績を9イニングに換算したもの。つまり、例年のドラフト上位候補に挙がる好投手の好調時のパフォーマンスが、金丸の平均だ。最速154キロのストレートをコーナーに決める制球力の持ち主で、四球からの自滅はあり得ない。投手有利カウント、フルカウントでも腕の振りが変わることなく、キレの良い球を投げ込める。全力投球すれば、狙って三振を奪い、スプリットとのコンビネーションが決まれば安打はおろか、打球を前に飛ばすことすら難しい。
3月には侍ジャパントップチームに招集され、欧州代表との強化試合で好投。第2戦の先発マウンドを任されると2回4奪三振、パーフェクトという圧巻の投球内容で能力の高さを証明した。今年に限らず、過去数年を含めても「アマチュアNO.1左腕」と言っていいだろう。
先発ローテの条件クリア
大学ラストシーズンとなる今秋は・・・
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