フルスイングが、見る者を熱くさせる。ロマンのある右の大砲だ。この夏は大学日本代表でプレーし、さらにステージを上げた。大型三塁手は将来的に、渡米を本気で考えている。 取材・文=岡本朋祐 写真=矢野寿明 3年夏の甲子園出場時の登録は178cm75kg。大学3年で体重は13kg増で、野球スタイルも大きく変わった
衝撃バックスクリーン弾
昨年12月、大学日本代表候補強化合宿(愛媛・松山)が開催された。参加選手に「印象に残った選手」を聞くと、「立石正広」との複数回答があった。それは、なぜか。規格外のスイングと飛距離があったからだ。
2021年夏の甲子園。高川学園高の四番は小松大谷高との1回戦で、バックスクリーン弾を放った。チームはサヨナラ勝ちで、悲願の聖地1勝を挙げている。当時から誰もが認める練習の虫。このアーチは高校通算10号。創価大・立石の豪快な打撃を知る者からすれば、意外な数字だ。
当時は178cm75kg。体の線が細かった。「バットを振ることが好きなんです。どう、飛距離を伸ばしていくか」と・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン