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ペナントレース EXPRESS 2024【パ・リーグ】

終盤戦で強打を発揮する日本ハム・レイエス ボンズに匹敵する打撃!「日本シリーズに勝つことが目標」

 

試合当日の朝、大谷翔平の「51-51」を決めた打撃を見て触発されたフランミル・レイエス。見事な強打を発揮した[写真=毛受亮介]


「右のバリー・ボンズに見えてきた」と日本ハム新庄剛志監督は最大限のほめ言葉を送った。9月20日の楽天戦(エスコンF)。四番・レイエスが1点を追う3回一死一、二塁で逆転3ランをバックスクリーン右へ、さらに4対3で迎えた7回一死一、二塁でも左翼席へダメ押しの3ランをたたき込んだ。3ラン2発を放って7対3の勝利に貢献した強打に対して、指揮官はメジャー史上最多の通算762本塁打を放ったスラッガーを引き合いに出して称賛したのだ。

 今季初来日したレイエスだが打率.211、2本塁打、3打点と打棒が振るわず、5月中旬に二軍降格。しかし、新庄監督はメジャー通算108本塁打のポテンシャルを信じていた。「レイエスがキーポイントになってくる」。二軍でリラックスした気持ちで打席に立ち、日本の投手の配球や変化球に慣れて6月中旬に一軍へ。すると8月は打率.403、8本塁打、23打点と大爆発で月間MVPを獲得。9月も22日現在、打率.339、7本塁打、17打点と好調をキープしている。

 クライマックスシリーズ出場は確定的な日本ハム。短期決戦においてレイエスのゲームを支配するパワーは相手チームにとって脅威だろう。「日本シリーズに勝つことが目標」と言い切るレイエス。そのバッティングから目が離せない。
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