なぜ阪神はリーグ連覇を逃したのか
阪神・
岡田彰布監督の退任が明らかになった。
2年契約の最終年だが、あれだけ優秀な監督だけに契約を更新しないとは何を考えているのか。逆に言えば、岡田監督は「これからいろいろ勉強して、次に弱いチームへ行く機会があれば、そこのチームを強くする」と言えば殊勲甲である。
阪神は今年、なぜリーグ連覇を逃したのか。原因はファンにある。関東のファンと阪神のファンは違う。阪神ファン……厳密にいえば後援者は、優勝したらうれしくて言葉は悪いが男芸者のように選手を宴席に呼ぶ。選手は忙しくなる分だけ練習量が足りなくなる。これではひいきの引き倒し。「連覇しろ」と本気で願っていないのだろうと私は思う。
9月28日、
ヤクルト対阪神戦(神宮)では2回表一死三塁から三塁走者の
佐藤輝明が
梅野隆太郎のショートライナーで帰塁できずに併殺に終わった。岡田監督からは「ゴロゴー」のサインが出ていたという。「当たりゴー」ならまだしも、ゴロゴーなら打球が跳ねた段階でスタートを切るべきだ。
しかし私が問題視したいのはそこではない。我々の時代には・・・
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