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ロッテ・岡大海 思い切りの良い切り込み隊長/序盤戦MVP

 


 岡大海が、切り込み隊長として打線をけん引している。

 昨季は109試合に出場し、キャリアハイとなる7本塁打、33打点をマークしており、その勢いは増すばかり。

 今季は一番打者としての起用が多く、5月12日の日本ハム戦(エスコンF)では、相手エース・伊藤大海から、自身2本目となる初回先頭打者弾を放つと、「チームのために打つことだけを考えていきました。しっかりとらえることができて良かったです」と、3対3で迎えた6回二死には勝ち越しソロ。プロ11年目にして自身初の1試合2発をやってのけ、“ひろみ対決”を制した。

 5月19日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では、3対3の同点で迎えた9回。「何とか決めたい気持ちがあった」と、振り抜いた打球は左翼席に飛び込むサヨナラソロ。

 月間5発目となる一発は、今季2度目のサヨナラ打となった。祝福のウオーターシャワーには「何回やってもやっぱり最高だなという気持ちになります」と笑顔。

 チームは同カード前までは対日本ハム戦は7連敗で1勝8敗と大苦戦中だっただけに、同カードを2勝1分けで乗り切り、交流戦前に一矢報いた。

 2021年には2本のサヨナラ弾を放ち、「ヒロミナイト」をファンの間で定着させ、今年はこのデーゲームの一発で「ヒロミサンセット」の新語が誕生した。

 吉井監督は「彼は思い切りの良いバッター。ああいう勝負どころですごいのを決めてくれるところもある」と、今後も期待大。序盤戦を駆け抜けた岡が、中盤戦以降も躍動する。

写真=川口洋邦
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