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【大学野球】25年ドラフトの超目玉になる可能性を秘めた「打てる捕手」明大・小島大河が打撃上昇

 

リーグ3位タイの打率.400


明大・小島は5回表に適時二塁打を放った[写真=井田新輔]


【10月14日】東京六大学リーグ戦第5週
明大15-1立大(明大2勝1敗)

 明大の五番・小島大河(3年・東海大相模高)が調子を上げてきた。第2週の東大戦、第3週の慶大との開幕2カードでは18打数4安打、1本塁打、3打点と本来の打撃が見られなかった。空き週の第4週を経て、第5週の立大戦ではしっかりと立て直してきた。

 3試合で12打数8安打8打点と大暴れし、リーグ3位タイの打率.400とした。

 2年春からマスクをかぶり、打率.282、2本塁打、7打点でリーグ3連覇に貢献し、ベストナイン受賞。2年秋は規定打席不足ながら打率.353、3年春は打率.381、16打点をマーク。大学日本代表に初めて名を連ねた今夏は、優勝したハーレム・ベースボールウィーク(オランダ)でMVPを受賞した。打率.462、1本塁打、10打点と初見で変則タイプの海外投手への対応力の高さを見せた。

 第5週を終えて、小島の通算打率は.349(146打数51安打)と驚愕の数字を残している。今秋は二塁打2本(通算10二塁打)、三塁打3本を放っており、野手の間を抜く長打が持ち味である。

 2024年のドラフトは明大の主将・宗山塁(4年・広陵高)が軸となっている。気は早いが25年は右投げ左打ちの「打てる捕手」である小島が、超目玉となる可能性がある。明大は立大から勝ち点を挙げ、6勝1敗1分の首位・早大と並んだ。第6週は両校による直接対決。攻守のカナメである小島が、23年春以来の天皇杯奪還へけん引していく。
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