屈辱とも言うべき2年連続最下位。3年目の立浪竜の課題は得点力不足もさることながら、レギュラー不在の二遊間だった。しかしシーズンも2カ月半が過ぎた現在、その問題は忘れ去られようとしている。2年目の背番号5がシュアな打撃を武器に、遊撃に定着しつつある。交流戦の真っただ中、本人の正直な胸の内を聞いた。 取材・構成=牧野正 写真=矢野寿明、宮原和也、BBM 
昨年は考え過ぎて雑音も気になってしまったが、今年はブレない心を身に付けた。打撃も守備もシンプルに考えている
打撃フォームの改良
開幕ショートは育成から支配下に昇格したばかりのクリスチャン・ロドリゲスだった。オープン戦から結果を残し、同期でもある田中幹也との二遊間スタメンが有力視されていた村松開人の悔しさは、想像に難くない。それでも気持ちを乱すことなく、出番を待ち、結果を残していった。シーズン序盤は二塁を守ることもあったが、やがて遊撃に定着。最近は調子を落としているが、チーム期待のプレーヤーだ。 ――2年目のシーズンも2カ月半ほどが過ぎました。早く感じますか。それともまだ2カ月半かと遅く感じますか。
村松 まだかと思うときもありますが、感覚的には早いほうですね。
――疲れもたまってきたころですか。
村松 昨年に比べれば、まだ余裕があります。しんどいと思うときもありますが、でも心地よい疲れと言いますか、試合に出られてこその疲れなので。そこはすごくありがたいと思っています。
――スタメンで出るようになって重圧も感じるようになりましたか。
村松 最近になって感じるようになりました。100打席を超え、規定打席に乗って、いろいろと打率をはじめ、注目されるようになってきました。そこでやっぱり成績を落としたくないとか、勝手に変な邪念なんですけど、それが出てきて、今はそういうのを必死に取り払うというか、自分の心と戦っています。
――規定打席に到達したとき(5月28日)は打率.318で、
サンタナ(
ヤクルト)に次いでリーグ2位でした。それまでは“隠れ首位打者”とも言われて。
村松 シーズンの終わりならともかく、まだ6月前の話で、今言われても、という気持ちでした。ただ、規定に乗ったのはうれしかったですね。
――スタメンで試合に出られるのかどうか分からないのと、レギュラーとして必ず出るのとでは、気持ちの面で違うのではありませんか。
村松 もちろんレギュラーとしてずっと出るほうが、自分のマインドの持ち方としては保ちやすいですし、確かに準備しやすいというのはあります。ただ、たとえスタメンかどうか分からない場合でも、出る準備は常にしているので、そこで気持ちが変わることはないです。
――2年目の今季、スタート時点ではどんな目標を掲げていましたか。
村松 まず開幕一軍、また開幕スタメンがあって・・・
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