昨季から主将としてチームをまとめている。精神的支柱として選手たちを言葉とバットで鼓舞。彼なしにはDeNAの躍進はない。 写真=大泉謙也 前半戦の打撃不振時も言葉でチームメートを鼓舞してきた筒香。後半戦に入り本来の勝負強さと打棒が戻ってきた。これからが筒香の真価の見せどころだ
勝者のメンタリティーを植え付ける
確かで、大きな一歩だった。
筒香嘉智が声を弾ませたのは、7月23日の
巨人戦[横浜]だ。「行ったかな、という感触はあった。最後に自分で打って勝てたというのは気持ちがいいですね」。6対6で迎えた9回二死一塁、
高木勇人のチェンジアップをたたいた。今季初、自身3本目となるサヨナラ弾。5試合ぶりの14号2ランが左中間席に突き刺さった。8回に4点差を追いつかれていただけに、チームを救う意味でも価値ある一撃。「今日の勝ちはすごく大きい」と胸を張った。さらに「ネガティブなことを考えずにポジティブでいれば、プレッシャーに打ち勝てると思います」と前を向いた。
打率.279、15本塁打、55打点(7月27日現在)。昨季同時期(打率.329、28本塁打、66打点)と比べ、数字的な見劣りは事実だ。今年3月にはWBCに出場。日本代表の四番としてフル回転した。
「疲れがないと言えばウソになるけど・・・
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