他校もうらやむ「二枚看板」である。昨年11月の明治神宮大会を37年ぶりに制した日体大。最速150キロ超の両輪が先発、リリーフに奮闘し、3試合1失点と力で圧倒した。2018年ドラフト戦線においても、主役候補へと浮上。学生ラストイヤーの今春、秋春連続の大学日本一を誓うライバル2人が、じっくりと語り合った。 取材・構成=佐伯要、写真=大泉謙也 新チームで松本[左]は主将を務める。日体大が所属する首都大学リーグのキャプテンナンバーは「10」であり、東妻はリーダーを支えていく
新主将をカバーする心強いサポート役
2018年の主将・松本航は最速150キロの伸びのある直球と、多彩な変化球で打者を打ち取る。一方、東妻勇輔は最速152キロの力のあるストレートと鋭いスライダー、スプリットで打者をねじ伏せる。プロ注目の右腕コンビが昨秋、日体大を37年ぶりの明治神宮大会制覇へと導いた。 ──2018年になり、いよいよ学生ラストイヤーを迎えました。
松本 あっという間に最終学年になったという感じですね。年末年始のオフには帰省したけど、ランニングをしたり、父とキャッチボールをしたりと、野球中心の生活だったかな。
東妻 僕も実家で弟(純平、智弁和歌山高の正捕手)を相手に軽い投球練習をしたり、毎日欠かさずランニングしたりして過ごしました。
松本 僕は新チームになって主将に就任しました。もう一度、日本一の喜びを勝ち取るために、昨年よりも良いチームにならないといけないと思っています。なおかつ、自分たちのカラーをしっかりと出していきたい。
東妻 今までは結果を出すことに集中するだけだった。松本はチームのことに気を配らないといけない。その分を僕がカバーする。少しでも支えになれたらと思っています。
松本 言葉で引っ張るのは得意ではないので・・・
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