平成をにぎわせた多くの怪物たち。プロ野球界のOB&現役を合わせて紹介する。 写真=BBM、GettyImages 怪物は海を渡る?
怪物……、それは従来の常識をいとも簡単に突き抜けてしまう存在である。昭和のプロ野球であれば、868号本塁打の
王貞治(元巨人)、400勝投手、
金田正一(元国鉄ほか)、シーズン401奪三振の
江夏豊(元
阪神ほか)、三冠王3回の
落合博満(元
ロッテほか)らがいる。
昭和と平成の怪物の違いは、全員ではないが、世界基準の体格を備え、海を渡るという選択肢ができたことだ。トルネード投法の
野茂英雄、160キロに迫った
伊良部秀輝、大魔神・
佐々木主浩、史上最高のヒットメーカー・
イチロー、ゴジラ・松井秀喜……。彼らはメジャーの舞台でも、日本時代とそん色ない実績を残し、同時に、言動から、日本球界のレベルへの物足りなさも垣間見えた。

野茂英雄[元近鉄ほか]
日本ハム在籍7年間で93勝、入団3年目の2007年から5年連続防御率1点台を続け、通算防御率は驚異の1.99。平成を代表する怪物エース、
ダルビッシュ有は、それをはっきり口にした。11年オフ、レンジャーズ入団会見での言葉だ。
「フェアな戦いをしていないんじゃないかという気持ちがどこかにあった。野球をやるうえで・・・
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