“162キロ男”が7年ぶりに日本にやってきた。横浜、巨人で抑えとして活躍したクルーンが交流戦で始球式を行うために、横浜スタジアムを訪問。多忙なスケジュールの合間を縫ってわれわれのインタビューに応じてくれた。 取材・構成=滝川和臣、写真=長尾亜紀、BBM、通訳=川島康史 始球式では直前に肩を痛めてしまいファンの前で剛速球を披露できず。本人は悔しがったが、日本での思い出を語る口調は滑らかだった
大魔神に代わり抑えに
──7年ぶりの日本、横浜スタジアムに来てみてどうですか。
クルーン 街がきれいになっていてビルがたくさん建っているのに驚いたけれど、何より横浜スタジアムの雰囲気が変わっていてビックリしたよ。住んでいたマンションの近くも通ってみたんだけど、こちらは当時のままだったね。
──元チームメートなど懐かしい再会はありましたか。
クルーン ラミレス監督をはじめ、木塚サン(
木塚敦志、投手コーチ)、万永サン(
万永貴司、内野守備走塁コーチ)と出会えた。ちょうど二軍の試合があったので小池サン(
小池正晃、ファーム打撃コーチ)もいたし、あとは三浦サン(
三浦大輔)や、解説で来ていた仁志サン(
仁志敏久)とも言葉を交わすことができた。こんなにも友達と会えるとは思っていなかったよ。一緒にプレーした仲間とは、すぐに心が通じ合うものだね。
──現在、アメリカでは何をされているのですか。
クルーン Nothing.(何も)
──現役を退かれてからずっとですか。
クルーン 2011年8月にアメリカのマイナー・リーグでキャリアを終えてからはね。だから今回、始球式のイベントとはいえマウンドでボールを投げるのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン