今季限りでユニフォームを脱いだラミレス監督。5年間で3度のAクラス入りを果たしたが、優勝には届かず
8月までは2位につけ、首位・
巨人を追う姿勢を見せていたが、9月に入ると投打に息切れ、
阪神に次ぐ3位に転落すると、シーズン終盤には8年ぶりのAクラス入りに燃える
中日にもかわされ、4位に沈む結果となった。
開幕前には優勝候補に名前が挙げられるなど期待値は高かったが、ケガ人に泣いた。特に8月に先発ローテの軸、
今永昇太と
平良拳太郎という左右の両輪が立て続けに登録を抹消。これが契機となりチームの歯車は狂い始め、順位を下げるきっかけとなった。クローザー、
山崎康晃の不調もチームが波に乗り切れなかった要因だった。シーズン序盤から救援失敗を繰り返した守護神は、中継ぎに配置転換。代わって9回は
三嶋一輝が任されることとなった。中継ぎでは
パットン、エスコバーがリーグ登板数1位、2位を記録するなどフル回転したがリリーフ陣も粘り切れず、25度の逆転負けを喫してしまった。
ケガ人をはじめシーズンを戦う上で不測の事態は起こりうるものだ。ライバル球団が開幕後もトレードや新戦力の獲得に動き、積極的に血の循環を図る中で、
DeNAは12球団で唯一、開幕後の補強を行わなかった。そのためラミレス監督が目論んだ「9月反攻」を前に・・・
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