球界屈指の守備力を備えた外野守備のスペシャリストは、“相棒”だと語るグラブへの思いも、人一倍強い。膨大なインプットによる準備と打球方向の予測が生み出す鋭いスタートに、グラブがもたらす球際の強さ。常勝軍団を陰から支える男のこだわりとは。 取材・文=杉浦多夢、写真=小河原友信、BBM まさに真骨頂だった。
楽天とのCSファイナルステージ、連敗で迎えた第3戦。中堅を守る
城所龍磨は3回に
聖澤諒の左中間への当たりをランニングキャッチでもぎ捕ると、圧巻は5回だった。
ウィーラーが放った左中間への打球をフェンス際で鮮やかにスライディングキャッチ。このシリーズの流れを引き寄せる勝利に大きく貢献した。
「ウィーラー選手の打球は(捕手が)アウトコースに構えていたので右中間寄りに守っていたのですが、和田(
和田毅)さんのボールが少し中に入ったので『やばい』と思ってセンター寄りに戻ったんです。バッターが振り出すときにはスタートを切って、自分でもギリギリのプレーでした」
球界屈指の外野守備のスペシャリストが、最も自信を持っているのが・・・
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