
来季はあらためてローテ争いを勝ち抜き、先発の1枠を奪う決意だ
来季に向け、
濱口遥大が目の色を変えている。ルーキーイヤーの昨季10勝をマーク。先発陣の柱の一角に期待された2年目は春先の左肩痛で出遅れ、シーズンも初登板から9試合白星なし。結局4勝5敗、防御率3.90と大きく成績を落とす結果となった。「悔しい気持ちで終わっている」と言う。
プロ3年目。ただの復調だけでは満足がいかない。見据えるのはエースの座だ。今季は年下の新人、
東克樹が11勝を挙げ、唯一規定投球回数もクリアした。ドラフト会議では即戦力投手として
上茶谷大河(東洋大)を1位指名。先発6枠の争いは激化が必至だが、濱口は高いハードルを自身に課すことで大きな飛躍を狙っている。
「現状は東が勝ち頭として先発ローテを回り、先発陣を引っ張ってくれた。また新しい選手も入ってくる。その中で自分が結果や姿勢で先発陣の先頭に立って引っ張っていく。そういう自覚を持って取り組みたい」
そこには今季の反省もあるという。開幕前は先輩の
石田健大、
今永昇太らを含め左腕カルテットと注目された。今永、石田が開幕投手への意識を隠さずアピール合戦するのに対し、濱口は
ラミレス監督から候補の一人に挙げられながらも調整が遅れた。「まだ上に人がいるという気持ちで、任せ切りになっていた」と甘さを自認する。
DeNAの先発陣で唯一選出された日米野球では、メジャーの強打者を相手に武器のチェンジアップの威力をあらためて示した。日の丸を背負った経験やプライドも、濱口の飛躍を後押ししそうだ。
写真=大賀章好