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今季、セットアッパーとして好成績を残した平良
プロ2年目の昨季中盤にデビューし、終盤には中継ぎの主戦力に加わるほどの頭角を現して年俸を倍増させた
平良海馬だが、今季はさらなる増額が期待できそうだ。
開幕から勝ちパターンの一角を任されると、今季初登板となった6月20日から10試合連続無安打、無失点を記録。さらに、主に8回を任されていた
ギャレットが状態を落としたのを受けセットアッパーの座に就くと、7回
森脇亮介、8回平良、9回
増田達至と鉄壁の勝利の方程式を築いた。
今季はチームカラーの“猛打線”が低迷し、先発陣も相変わらず振るわなかった。その中で最大9ゲーム差から、ホーム最終戦で単独2位に浮上するなどクライマックスシリーズ出場まであと一歩に迫るまでの巻き返たせたのは、中継ぎ陣の充実にほかならない。また、個人としても、初めて年間通して一軍で過ごして最終的にリーグ最多タイの54試合に登板し、1勝0敗33ホールド1セーブ、防御率1.87と、まさに大ブレイクのシーズンとなった。
気になる契約更改でのアップ額だが、昨季は600万円から倍増の1200万円(推定)。リーグ最多登板、同2位のホールド数、防御率1点台と、リーグの中でも屈指の成績であることを鑑みても、最低でも倍、場合によっては3倍までも可能性は十分あるだろう。
今季は優勝を逃した上、新型コロナウイルスの影響による収入減など厳しい状況だが、後藤高志オーナーは「再度リーグ優勝、そして日本一を狙えるチームづくりのため、
西武グループを挙げて全面的にサポートしたい」と明言している。
11月15日に21歳になったばかりの、これからの西武を背負って立つ“希望”への投資は必要不可欠。どのような提示となるのか、非常に注目される。
写真=BBM