代打の切り札として開幕一軍入りを果たしている伊藤隼太外野手。その勝負強さは今季も健在だ。4月10日の
広島戦(甲子園)。6回、2点差を追いついた後、一死一、三塁の場面で代打登場。広島のリリーフ、一岡のグラブをはじく投手強襲の内野安打で勝ち越しに成功した。
「前の打者がつないで、つないできてくれていたので、何がなんでも走者を返そうと打席に立ちました。なかなか1本出なかったので、ホッとしています」とお立ち台で笑顔が弾けた。「積極的にいくのが彼の良さですから」と金本監督も満足の表情を見せた。昼は二軍の試合にも出場するなど、一軍の一打席に懸ける男が、猛虎打線を陰で支えている。