常に質問者の目を見て話し、どんなときにも丁寧な受け答えをする梅野隆太郎捕手が、一瞬言葉に詰まった。12月18日、契約更改に臨み2400万円アップの5000万円(推定)でサイン。球団からの18年の評価を聞かれた梅野は沈黙の後「難しいですね……」となかなか言葉が続かなかった。
18年は自身最多の132試合に出場し、ゴールデン・グラブ賞を獲得した。それだけに期待もあったようだ。一方でチームは17年ぶりの最下位で、正捕手としての責任も背負っての更改だった。「やっぱりキャッチャーなんで、チームが勝つこと。そこが一番だと思います。勝てる試合をたくさん作っていきたいです」と最後は力強く語った。