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第67回JABA京都大会、第69回JABAベーブルース杯

 

ベーブルース杯は中日がプロの意地でNTT東日本を撃破3度目の優勝


 第67回JABA京都大会は4月27日から5月2日まで、わかさスタジアム京都、皇子山球場で行われ、三菱重工広島が初優勝を飾った。第42回社会人野球日本選手権(10月29日から11日間、京セラドーム大阪)へ5大会連続16回目の出場を決めている。

京都大会は日本生命との準決勝で7回無失点[7回コールド勝ち]に抑えた三菱重工広島・鮫島が最高殊勲選手賞に輝いている


 三菱重工広島は予選リーグで3連勝。ニチダイとの初戦で鮫島優樹(MSH医療専門学校)が完封すると、大阪ガスとの2試合目は9回サヨナラ勝ち。新日鐵住金かずさマジックとの3試合目は、大卒2年目・大下佑馬(亜大)がシャットアウトした。日本生命との準決勝ではエース・鮫島が7回無失点で、昨年の都市対抗と日本選手権覇者に7回コールド勝ち。“三菱対決”となった三菱重工神戸・高砂との決勝では、延長12回タイブレークをサヨナラで制した。Vの原動力となった鮫島が最高殊勲選手賞に輝き、準決勝で好投した三菱重工神戸・高砂のエース・守安玲緒(富士大)が敢闘賞を受賞している。

京都大会準優勝の三菱重工神戸・高砂のエース・守安が敢闘賞を受賞。6月で29歳とベテランの域に入ってきたが、まだまだ元気である


 第69回JABAベーブルース杯は5月1日から4日間、岐阜長良川球場と大垣北公園野球場で開催され、プロ野球の中日が5大会ぶり3度目の優勝。最高殊勲選手賞には決勝で本塁打を放った遠藤一星(中日)、敢闘賞は決勝で力投したNTT東日本のルーキー右腕・渡邉啓太(神奈川工科大)が受賞。なお、日本選手権の出場権は、準優勝・NTT東日本の関東地区に1枠が与えられる。

NTT東日本はベーブルース杯準優勝。27歳のスラッガー・越前が三菱日立パワーシステムズ横浜との準決勝で3ランを放ち、存在感を示している

アマチュア野球情報最前線

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