![](https://cdn.findfriends.jp/img.sp.baseball/show_img.php?id=1481&contents_id=p_page_051)
頑固で変わりものだった門田だが、不断の努力で球界に名を残す長距離砲となった/写真=BBM
変わり者ゆえにあの成績を残した?
来年2月10日、
巨人宮崎キャンプ60周年記念「ジャイアンツvsホークスOB戦」なる催しが、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で開かれる。私はOB代表として、ホークスのチーム総監督を務めることになった。ジャイアンツの総監督は、
長嶋茂雄である。
この話を最初聞いたとき、不思議だったのは「なぜホークスなのか」ということだ。ジャイアンツといえば、最大のライバルはタイガース。こうした記念イベントなら、なおさらタイガースだろう。しかもそこへまた、総監督が私とは……。
杉浦忠、
皆川睦雄といったスターピッチャーがすでに他界しているため、私に回ってきたのか。
われわれ世代のスーパースターは皆、鬼籍に入ってしまい、今回のメンバーに選ばれたのは
広瀬叔功くらい。広瀬の話は最近聞いていないけれども、元気にしているということだろう。下の世代では
門田博光が出場予定だが、走るのはおろか、ちゃんと歩けるのか心配だ。広瀬とも門田とも、久しぶりの再会になる。
門田は若いころから、私の言うことをまったく聞かなかった。私から見たら、無茶ばかり。一気飲みが得意で、コーラなどの炭酸飲料でもなんでも、一気飲みをする。ゲーム中、クーラーボックスに冷やしてある炭酸飲料を一気飲みしていたから、「そういう飲み方をするな」とたびたび注意したのだが、聞く耳を持たなかった。
彼がまだ合宿所にいたころ、電話口で荒っぽい言葉を使っているのが聞こえてきた。普段の彼にはない、乱暴でキツイ口調に私は驚き、彼が電話を切ってから「いったい誰と電話していたんだ?」と・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン