ドラフト3位で高校生を指名したのは期待の表れであり、素質の高さを認められたからだろう。それでもまだまだ荒削りな18歳。現在は二軍でスローイングや打撃などの課題克服に取り組んでいる。あこがれの背番号「27」を手にするため、未来の正捕手候補の目は輝きを増す一方だ。 ヤクルトの新人で唯一、高卒出身の
山川晃司(ドラフト3位)。184センチの大型捕手は、未来の正捕手を夢見て汗を流す日々だ。だが、まだ18歳。攻守ともに課題は多い。山川が打撃について語る。
「プロの威力のあるストレートに対して、力負けしている。力強いストレートを打ち返さないと、一軍には上がれない。今は打撃マシンを通常より2メートルほど前に置いて、速球を打ち返す練習をしています」
福岡工大城東高時代に18本塁打を放った右打者。9月10日現在、イースタン・リーグ64試合の出場で打率.208、2本塁打、12打点を記録している。ただ、プロの目は厳しい。
二軍の
伊勢孝夫バッティングアドバイザーは「緩い球はヒットにできるが、トップをしっかりと作れないため、速い球にタイミングが間に合わない。秋のキャンプで打ち方を変えないとダメかもしれない。弓で言えば、ちゃんと矢を引いていない状態」と指摘。
池山隆寛二軍打撃コーチは「速球への対応が課題。ヘッドスピードを上げるために何球か連続でバットを振らせたりしています。練習態度は真面目です」と語った。
捕手としてはどうか・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン