今季開幕後に支配下登録に返り咲き、さっそく一軍のマウンドに上がった。強打者の洗礼を浴びたものの、リ・スタートの第一歩を記せたことは大きな収穫だ。22歳の右腕は再びの一軍昇格を目指し、ファームで腕を磨く毎日だ。 ![](https://cdn.findfriends.jp/img.sp.baseball/show_img.php?id=564&contents_id=p_page_082)
投手/4年目/22歳
歓喜の瞬間が訪れたのは、シーズン開幕から1週間後の4月6日のことだった。球団は育成選手の
今野龍太が支配下登録されると発表。スーツ姿の今野が記者会見の席上で口を開く。
「やっとスタートラインに立つことができた。今年は勝負の年だと思っていたので、これからも死ぬ気で頑張っていかないといけない」
覚悟の再出発となった。
春季キャンプが終わり、オープン戦途中から一軍に呼ばれると、そこからしがみついた。
梨田昌孝監督は「球に力がある。オープン戦で見たとき、あの球は使えるなと思った」と評価する。背番号は「090」から「98」となり、さっそく一軍の全体練習に合流した。
地元・宮城の岩出山高出身。全国的には無名の右腕だったが、3年夏の宮城大会2回戦で16奪三振、ノーヒットノーランを達成。一躍脚光を浴びることになった。14年ドラフト9位で
楽天に入団。同期の1位は同じ高卒の
松井裕樹だった。将来性を買い、1年目から
星野仙一監督(当時)が一軍で起用し、5試合に登板した。
アクシデントに遭遇したのは2年目の15年・・・
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