90年、秋山は35本塁打を放った
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1990年4月19日だ。
この日に行われた
ロッテ戦(
西武球場)で西武の
秋山幸二が大台に届いた。3回裏、無死一塁でロッテのルーキー・
小宮山悟のシュートを叩いた一打は左翼ポール際へライナーで飛び込んだ。3号アーチはプロ野球史上59人目の200号本塁打となった。
「100号、150号がバックスクリーンだったから、200号もバックスクリーンを狙っていたんだけどねえ」と秋山は残念がったが、この一発は
田淵幸一の持つ日本人200号スピード到達記録(714試合)に並ぶ、プロ野球タイ記録の“勲章”付きだった。
「タイ記録はうれしいけど、250号は新記録といきたいね」と秋山。ちなみにこの試合は先発の
工藤公康が4回2/3で7失点KOされるなど大乱調で7対10と試合には敗れたが、9回に
清原和博が
伊良部秀輝から自身3本目の満塁アーチ。AKアベックアーチは通算31回目となった。
写真=BBM