プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2000年7月2日だ。
この日、行われた
オリックス戦(函館)で、ロッテの小林雅英がプロ野球史上初の記録を成し遂げた。
ロッテが3対4と1点リードされた8回裏、二死一塁でマウンドに上がった小林雅。打席の
小川博文に対して2球目に暴投をしたが、一塁走者の
イチローは三塁を欲張ってアウトでチェンジ。直後の9回表にロッテは
大塚明が2点二塁打で5対4と逆転し、その裏は守護神・ウォーレンで締めくくって勝った。
勝利投手は8回裏の最後を投げた小林雅だが、打者と対決していなので打者数ゼロ。これまで1球勝利投手は11人、2球勝利投手はこの小林雅を含めて延べ32人いたが、打者数ゼロで勝利投手になったのは初めてであった。
写真=BBM