江川卓(中央)の「怪物」伝説が語り継がれる1973年の作新学院
7月28日、作新学院が9年連続15回目となる夏の甲子園出場を決めた。
栃木は作新学院の存在感が際立つ。1958年に県大会初優勝して甲子園でも4強入り。62年には春夏とも日本一に輝いた。71年には江川卓投手が入学して全国から注目を浴びた。
高校2年の夏は栃木大会で2回戦から準々決勝までの3試合でノーヒットノーラン。準決勝の小山戦も延長10回途中まで無安打に抑えるも延長11回にサヨナラ負けを喫した。優勝はならなかったが、圧倒的な投球でファンを沸かせた。江川は3年春夏と甲子園に出場した。同校は2016年にも日本一になっている。
対抗するのは文星芸大付で、宇都宮学園時代も含め10度の優勝。さらに佐野日大も強豪として名高い。また足利工、宇都宮南、小山といった公立勢も奮闘している。
【栃木 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位 作新学院 15回 2019年
2位 文星芸大付 10回 2007年
3位 佐野日大 6回 2010年
3位 足利工 6回 1987年
5位 宇都宮南 5回 2005年
6位 宇都宮工 4回 1986年
6位 小山 4回 2003年
8位 白鴎大足利 3回 2008年
9位 鹿沼商工※1 2回 1967年
10位 宇都宮※2 1回 1924年
10位 栃木※3 1回 1933年
10位 小山西 1回 2002年
10位 宇都宮商 1回 1923年
10位 黒磯 1回 1980年
10位 国学院栃木 1回 1985年
10位 青藍泰斗※4 1回 1990年
10位 栃木南 1回 1999年
※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1鹿沼農商 ※2宇都宮中 ※3栃木中 ※4葛生 ※5栃木南
写真=BBM