投打充実の東海大相模高
8月6日、第101回全国高校野球選手権大会が開幕した。決勝は21日に予定されており、16日間(順調に日程が進めば準々決勝翌日、準決勝翌日に休養日あり)の戦いで令和最初の高校日本一が決まる。
49の代表校の中で優勝候補の一角に上げられるのが、全国屈指の激戦区・神奈川を制した東海大相模高だ。投打充実で、特に打線では
鵜沼魁斗、
山村崇嘉、
西川僚祐の2年生の主軸トリオに注目。神奈川大会ではそろって4割超えの打率を残し、3人合わせて高校通算100本塁打超の破壊力を誇る。彼らに加え、マウンドにも上がる通算45本塁打の遊撃手・
遠藤成(3年生)もおり、神奈川大会チーム16盗塁の走力もあって、攻撃力は群を抜く。一方、守っては神奈川大会7試合で6投手が起用されており、こちらは層の厚さが魅力だ。
そんな東海大相模高ナインの活躍に期待を寄せるのが、OBで現巨人の菅野智之。2008年の高校卒業以降、母校の結果は「常にチェックしていた」と言う。もちろん、今夏の出場も自分のことのように喜び、後輩たちの甲子園での勝利を願い、さっそくプレゼントをしているのだが、そのチョイスが興味深い。選んだのは差し入れの定番であるドリンクや栄養補助食品ではなく、アンダーアーマーの『スリープウェア』だ。
もちろん、ただのスリープウェアではない。ゲームやトレーニングで傷ついた筋肉が復元されるのは、睡眠時や休息時、そしてアスリートにはつきものの移動時であることに着目したアンダ―アーマーが、この時間を有効に活用して効果的に回復させるために開発(スーパーボウルを6度制し、NFL史上最高のQBと言われるトム・ブレイ
ディーと共同開発)したもので、菅野本人をはじめ、巨人では
岡本和真や
吉川尚輝らプロ選手も愛用している『UAリカバリーウェア』(おくられたのは『UAリカバリー ヘン
リー』と『UAリカバリー スリープウェアショーツ』の上下セット)だ。
リカバリーで野球に集中

東海大相模高におくられた商品。モデルはアンダ―アーマーとスリープウェアを共同開発したNFL選手のトム・ブレイディー
このウェアのポイントは“血流”にあるという。身体を温めることで血流は活発になり、体温が保たれ、筋肉に多くの酸素が供給される。結果、これがリカバリーにつながるという仕組み。また、特殊なバイオセラミック素材・セリアントを織り込んだ裏地が、身体の発する熱を吸収。遠赤外線に変換し、身体に返すことでリカバリーをうながすのだそう。同時に、生地の肌触りの良さにも配慮がなされており、着用時のストレスを感じることなく身体を回復させることができるのだとか。
「僕も愛用していて、着心地ももちろん最高です。寝汗をかいても気にならないし、すぐ乾くのも良いんです。甲子園期間中は慣れない宿舎で寝泊まりをすることになります。疲労を回復して、良いパフォーマンスを発揮するには睡眠はとても重要ですし、少しでもストレスなく過ごしてほしい、野球に集中してほしいと思って、『UAリカバリーウェア』をおくりました」(菅野)
東海大相模高の初戦は大会6日目、8月11日(日曜日)の第2試合で、同じく優勝候補に挙げられる滋賀県の近江高と対戦する。エース・
林優樹はU-18侍ジャパンの候補にも挙げられる大会屈指の左腕だが、「良いピッチャーを打って勝ってこそ価値があります。頑張ってほしいですね」と菅野。先輩の激励と、最高のリカバリーウェアを手にした東海大相模高ナインは、果たして、近江高戦、そして甲子園でどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
文=坂本 匠 写真=株式会社ドーム、BBM