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ソフトバンク・九州シリーズ〜年に一度の「特別な時」

 

県立鴨池での前日練習。近年活動が活発な桜島からは絶え間なく噴煙が吹きがっていた


いつもはテレビ画面越しに見るプロ選手たちの、迫力あるプレーや緊張感のある息遣いが間近に味わえる。それが、地方球場開催の公式戦の何よりの醍醐味だ。桜島からの噴煙がたなびく鹿児島の街のソフトバンクファンにも、その年に一度の「特別な時」がやってきた。

 鹿児島県立鴨池球場、そして熊本・藤崎台県営球場を舞台としたソフトバンク主催の2連戦「九州新幹線シリーズ」は今年が2度目の開催。昨年、博多駅から鹿児島中央駅まで新幹線が全線開通したのを機にスタートし、特に県立鴨池でのホークス公式戦は地元企業がスポンサーとなり、実に13年ぶりに実現した。試合も小久保のサヨナラ打でロッテに劇的勝利。満員の観衆は盛り上がりを見せ、1989年の福岡移転以来、地元密着を掲げてきたホークス人気が、南九州にまで着実に浸透していることをうかがわせた。

 そして今年、4月21日、楽天戦当日は午後から雨予報だったが、強風で火山灰がまき上がる中、開場時間の11時前には、球場周囲に地元ファンの長蛇の列が出来上がった・・・

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