12球団唯一、そして球団初の捕手出身監督として「新生ロッテ」の指揮を執る伊東勤監督。 守備の“扇”を支える捕手育成をチーム再建の最大のテーマと位置づけ、就任直後から心血を注いでいる。 その取り組みを、3つの視点から分析する。 文=重光晋太郎(スポーツニッポン)
写真=高塩隆、藤井勝治、大泉謙也
トピックス 1 開幕直前の緊急トレード 開幕を4日後に控えた3月25日、球界に衝撃的なニュースが駆け巡った。捕手同士の電撃トレードが成立。ロッテは
田中雅彦との交換で
ヤクルトの
川本良平を獲得した。伊東勤監督が昨年11月の秋季キャンプを終えた段階で、フロントに対して即戦力捕手の補強を要請しており、ロッテ側主導で昨年末から水面下で交渉が続けられていた。“駆け込み補強”となった川本の獲得には主に2つの狙いが見え隠れする。まずは指揮官が自らの使命としている「ポスト里崎」候補としての純粋な戦力補強だ。プロ9年目で一軍での実戦経験も豊富。
グライシンガーや
ゴンザレスはヤクルト時代からの旧知の仲で、両投手の持ち味や特徴は熟知している。さらに・・・
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