ここからは2013年シーズンの12球団の捕手事情を捕手出身の野球評論家に解説してもらう。 まずはセ・リーグから。 広島で活躍した達川光男氏が各球団の捕手たちを斬る。 阿部は谷繁の域に達し、ほかのチームでは若手の捕手も成長を見せていると同氏は目を細める。 取材・構成=椎屋博幸、吉見淳司
写真=BBM
阿部の捕手技術は谷繁の域に追い付いた やはりセ・リーグでは
巨人の
阿部慎之助捕手が、今一番脂が乗っていますね。もちろん
中日の
谷繁元信捕手も素晴らしい選手で、甲乙つけがたい、というより阿部捕手が谷繁捕手に追いつきました。
僕が考える良いキャッチャーの条件とは「キャッチング」がいいこと。キャッチングがうまくなっていくと、捕手に必要なさまざまな動きも良くなっていくんです。キャッチングが苦手だと、ピンチのとき、落ちるボールを要求するのに勇気が必要ですが、自信があれば難なく要求できる。そうなるとリード面も良くなります。さらにキャッチングが良くなると・・・
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