今年3月に行われたWBCでは準決勝で敗れ去った侍ジャパンだが、代表捕手が普段組まない投手をリードしたり、世界の打者を相手にしたりする難しさもクローズアップされた。 リベンジのために、4年後の代表捕手に伝えておくべきこととは? 今回の侍ジャパンで野手総合コーチを務めた梨田昌孝氏に聞いた。 写真=毛受亮介
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の野手総合コーチとして国際大会に捕手がいかにアジャストしていくか、その難しさというものを目の当たりにしました。リードやキャッチングはもちろん、日本の所属チームの中とは異なる対応が多く求められることを感じました。以下、3つの観点から考えてみたいと思います。 素早い投手把握 代表チームでは日ごろ組んでいない投手とバッテリーを組むことがほとんどです。同一リーグならオールスター戦では組む機会があります。しかし、リーグが違えば、打者としてその投手の球筋を見る機会さえ、交流戦やポストシーズンに限られます。代表のバッテリーはどうしても「急造」にならざるを得ません。必然的に捕手の最初の仕事は投手の特徴を把握することになってきます。
しかし・・・
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