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1990年代のプロの技を持つ男たち

年代別プロフェッショナルベストナイン!

 

辻発彦[元西武ほか]
必殺右打ちの名人
通算成績
1562試合出場 打率.282、1462安打56本塁打510打点

 二塁手として最多8度のゴールデングラブ賞を獲得し、ファンは守備の職人としてのイメージが強い。だが、一方で93年には打率.319で首位打者を獲得した打撃の職人でもあるのだ。西武の黄金期を守備で支えた部分も大きいが、九番打者のつなぎ役として西武強力打線の潤滑油となっていた。その妙技こそが内角のボールを引っ張らずにライト前へと運ぶ右打ちだった。右打者が外角の球をライト方向へ打つのはそう難しくないが、内角球もライトへ持っていくため、相手投手は神経を使わざるを得ない。その打者が九番にいるのだから西武黄金期の強さを示した右打ちだったのだ。

新庄剛志[元阪神ほか]

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