10月24日に行われる「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。10月10日にはプロ野球志望届が締め切られ、高校、大学のドラフト対象127選手が顔をそろえた。2013年にプロ入りの可能性を持つ選手の中から、注目の大学生30名をピックアップ。果たして、この中から何人のプロ野球選手が誕生するだろうか。

主な実績：セ＝春のセンバツ高校野球、選＝夏の全国高校選手権、春＝大学野球春季リーグ戦、秋＝大学野球秋季リーグ戦
投手成績省略表記：試＝試合、勝＝勝利数、負＝負け数、回＝投球回数、責＝自責点、防＝防御率
打撃成績省略表記：試＝試合、打＝打数、安＝安打、本＝本塁打、点＝打点、率＝打率

高梨裕稔［山梨学院大］
たかなし・ひろとし［投手］◎186cm78kg／右投右打／1991.6.5生
経歴：千葉・士気高
選手のタイプ：江柄子裕樹（巨人）

最速147キロの真っすぐに加え、最大の武器は落差のあるフォーク。今年6月には日本代表候補に名を連ね、選考合宿に参加した。現在開催中の関甲新学生秋季リーグ戦ではすでに4勝。プロ入りへの最終アピールも万全だ。

【高校】09夏千葉大会3回戦甲子園：なし
【大学】関甲新学生：11秋、12秋最多勝、11秋、12秋ベストナイン（試41 勝21 負13 回229 2/3 責59 防2.31）大学選手権：なし神宮大会：なし【日本代表】なし
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石川柊太［創価大］
いしかわ・しゅうた［投手］◎183cm75kg／右投右打／1991.12.27生
経歴：東京・都総合工科高
選手のタイプ：久保裕也（巨人）

先輩の“ライアン”小川泰弘（東京ヤクルト）にも通じる豪快なトルネード投法。スピンの利いた直球、縦に割れるスライダーで打者を牛耳る。登板機会が少ないだけに、逆にこれからの伸びしろに期待できそうな右腕。

【高校】09夏東東京大会8強甲子園：なし
【大学】東京新大学大学選手権：13・2回戦（試1 勝1 負0 回9 責0 防0.00）神宮大会：なし
【日本代表】なし
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横山貴明［早大］
よこやま・たかあき［投手］◎180cm79kg／右投右打／1991.4.10生
経歴：福島・聖光学院高
選手のタイプ：歳内宏明（阪神）

聖光学院高時代に2度甲子園に出場し、早大では大学日本一を経験。最速147キロの直球、チェンジアップを武器にブルペンからチームを支えている。被災した福島・浪江町出身で、自らの右腕で復興の後押しをする決意を持つ。

【高校】09選2回戦甲子園：08セ2回戦（登板なし、試1打0 安0 本0 点0 率.−）、08選8強（試2 勝0 負0 回3 1/3 責4 防10.80）、09選2回戦（試1 勝0 負1 回8 責3防3.38）
【大学】東京六大学：試20 勝1 負3回50 2/3 責17 防3.02大学選手権：12・優勝（試2 勝1 負0回3 1/3 責0 防0.00）神宮大会：10・優勝（登板なし）
【日本代表】なし
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白村明弘［慶大］
はくむら・あきひろ［投手］◎187cm84kg／右投左打／1991.12.11生
経歴：神奈川・慶応義塾高
選手のタイプ：田中将大（楽天）

一時期、スランプに陥っていたが、この秋はリリーバーとして複調の兆し。最速153キロの力感あるストレートが魅力だが、最近ではツーシームを有効活用している。打者のタイミングを外す術を覚え、投球の幅が広がった。

【高校】09夏神奈川大会3回戦甲子園：08セ2回戦（出場なし）、08選8強（出場なし）、09セ1回戦（試1勝0 負1 回8 責3 防3.38）
【大学】東京六大学：試29 勝9 負8回130 2/3 責43 防2.96大学選手権：11・準優勝（試1 勝0負0 回4 責2 防4.50）神宮大会：なし
【日本代表】なし

九里亜蓮［亜大］
くり・あれん［投手］◎186cm82kg／右投右打／1991.9.1生
経歴：岡山・岡山理大付高
選手のタイプ：二神一人（阪神）

最速147キロの直球、ツーシームを低めに集め、打たせて取る投球が身上。アメリカ人の父譲りのたくましい体も武器となる。秋は1回戦の先発を任され開幕から無傷の3連続完投勝利とスキなし。上位で名前が消えそうだ。

【高校】09夏岡山大会3回戦甲子園：なし
【大学】東都大学：12秋敢闘賞、13春MVP（試28 勝13 負5 回176 1/3 責31 防1.58）大学選手権：13・準優勝（試3 勝0負0 回11 2/3 責0 防0.00）神宮大会：12・準優勝（試1 勝0 負0回5 責2 防3.60）
【日本代表】なし

齋藤英輔［青学大］
さいとう・えいすけ［投手］◎178cm76kg／右投両打／1991.8.19生
経歴：青森・青森山田高
選手のタイプ：井上雄介（元楽天）

右ヒジ故障明けのラストシーズン、必死の投球を続け、先発に定着している点では大きく前進と言えそうだ。最速152キロの馬力型右腕。主将としてチームを勝利に導くことを第一に考えながら、プロからの吉報を待つ。

【高校】09選2回戦甲子園：08選3回戦（試1 勝0 負0回1 責0 防0.00）、09選2回戦（試1勝0 負0 回2/3 責0 防0.00）
【大学】東都大学：試33 勝6 負7 回112 2/3 責24 防1.92大学選手権：なし神宮大会：なし
【日本代表】なし
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岩崎優［国士舘大］
いわさき・すぐる［投手］◎184cm78kg／左投左打／1991.6.19生
経歴：静岡・清水東高
選手のタイプ：高木京介（巨人）

高校時代は無名の存在ながら、東都二部に所属する国士舘大で才能を開花させた。スリークオーターの長身左腕で、最速144キロの直球は数字以上のキレがある。緩急とボール1個分の出し入れを身上とする技巧派タイプだ。

【高校】09夏静岡大会2回戦甲子園：なし
【大学】東都大学：一部登板なし大学選手権：なし神宮大会：なし
【日本代表】なし

能間隆彰［東洋大］
のうま・たかあき［投手］◎181cm85kg／左投左打／1991.9.26生
経歴：神奈川・桐蔭学園高
選手のタイプ：岩田 稔（阪神）

変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップと巧みに使い分けるサウスポーだが、中でも最大の武器となるのがキレのあるスライダー。打者の手元で急激に変化する。数々の故障を乗り越えたメンタルの強さも評価できる。

【高校】09夏神奈川大会準優勝甲子園：なし
【大学】東都大学：試13 勝2 負3 回39 責10 防2.31大学選手権：10・優勝、11・優勝（登板なし）神宮大会：なし【日本代表】なし

杉浦稔大［国学院大］
すぎうら・としひろ［投手］◎188cm82kg／右投右打／1992.2.25生
経歴：北海道・帯広大谷高
選手のタイプ：今村猛（広島）

大学生ではトップクラスの評価を得ている最速149キロのスリークオーター右腕。春は右足首のねん挫で途中離脱したが、この秋はエースの風格を取り戻し、猛アピールを続けてきた。コントロールで崩れる心配はない。

【高校】09夏北北海道大会準優勝甲子園：なし
【大学】東都大学：試14 勝7 負4 回922/3 責19 防1.85大学選手権：なし神宮大会：10・2回戦（登板なし）
【日本代表】13日米大学
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岩貞祐太［横浜商大］
いわさだ・ゆうた［投手］◎182cm75kg／左投左打／1991.9.5生
経歴：熊本・必由館高
選手のタイプ：海田智行（オリックス）

大学球界を代表するサウスポーの一人である。最速148キロの直球、変化球のカーブ、スライダー、カットボールを駆使し、ボール球で打者を打ち取るのが得意のパターンとなっている。右打者にはチェンジアップも有効だ。

【高校】09夏熊本大会4強甲子園：なし
【大学】神奈川大学：11春最優秀投手賞（試44 勝19 負12 回269 責58 防1.94）大学選手権：11・1回戦（登板なし）神宮大会：なし
【日本代表】11日米大学
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