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▲2回表、2点を先制した直後の二死二、三塁で銀次もツーベースで続き、この回4点を先制





楽天打線が杉内を打ち崩すことができた理由とは?
過去4度日本シリーズに登板して3勝無敗のサウスポーに、試合序盤から犬鷲打線が襲いかかった。仙台では2戦合計2得点に終わっていた打線が見せた敵地での“小爆発”。13 安打をマークしてつながりを見せた自軍の奮起を、星野仙一監督は2日前から予言していた――。

 本拠地で行われた第1戦、第2戦はともに9安打。得点こそ2試合計2点にとどまったが、星野仙一監督は第2戦終了後、「東京ドームでは打線が爆発するよ」と語っていた。

 巨人の第3戦予告先発は杉内俊哉。昨年5月30日の交流戦(東京ドーム)では、あわや完全試合というノーヒットノーランを許した左腕だが、前日練習でも「パーフェクトでも何でもやってみろ!」と、指揮官はあくまで強気の姿勢を貫き続けた。

 星野監督の言葉が口先だけのものではなかったことを、イーグルス打線は日本シリーズ通算3勝(無敗)を誇る杉内を相手に証明してみせる。2回、安打と四死球でつくった二死満塁の好機に、二番・藤田一也が直球を左中間へ弾き返す2点適時二塁打。さらに、銀次も右翼フェンス直撃の2点適時二塁打で続き、一挙4点を奪った。杉内は次打者・ジョーンズに四球を与えたところで降板。まさに予告どおりの猛攻を見せ、敵地で流れを大きく手繰り寄せた。

 そして、星野監督の“予言”の根拠こそ・・・

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