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1993年オフにFA制度が導入されてから、約20年が経過。
2012年オフまでに57人の選手がこの制度で国内の球団へ移籍した。
新天地で活躍した選手を、成績、印象、優勝への貢献度などで判断して、編集部の独断と偏見で相撲の番付表の形でお届けする。

写真=BBM

 メジャーで76年に導入されたフリーエージェント(以下、FA)制度が、日本では93年11月2日から実施された。このとき資格を得た60人のうち、9人が引退、2人が契約を解除され、FA宣言したのは5人。

 巨人槙原寛己は年俸大幅アップで巨人と再契約、駒田徳広は横浜へ移り、98年に38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献。巨人に移籍した落合博満中日時代ほどの活躍ではないが、94年の10・8決戦での決勝打など、勝負どころで四番の役割を果たした。オリックス石嶺和彦阪神、阪神の松永浩美はダイエーに新天地を求めた。

 94年は西武の黄金期を支えた工藤公康石毛宏典がダイエーへFA移籍。石毛は西武の監督就任要請を断って移籍も、2年で引退と結果を残せず。工藤は99年、福岡移転後の初優勝に貢献してMVPに選ばれた。オリックスから阪神へ移った山沖之彦は、肩を痛め一度も登板することなく、引退した。

 95年に河野博文日本ハムから巨人へ移ったとき、初めて人的補償で・・・

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