3月28日に開幕する2014年のペナントレース。
全144試合の長く険しい戦いを勝ち抜いて、頂点に立つのはどのチームか。
ここでは現段階の戦力を分析し、14年シーズンの行方を展望してみたい。
掲載したメンバーは12月22日までに正式発表されたもの。 【東北楽天ゴールデンイーグルス】 ユーキリス&後藤が電撃加入!
総合力の高さで混戦を勝ち抜く [戦力分析] 合計400 総合評価B+ [投手力] 絶対的エースの田中の動向が大きく投手力に影響するが、どちらにせよ則本の存在がカギを握る。13年シーズンは田中と則本の2人で31個もの貯金を生み出しただけに、則本の2年目のジンクス打破は必要不可欠となる。3番手以降は美馬、新加入のブラックリーは当確。残り2枠を辛島、塩見、戸村らがしのぎを削り、この争いにスーパールーキーの松井裕が1年目からどこまで加われるかに注目が集まる。中継ぎ陣は斎藤、小山伸らの高齢化に不安が残るだけに、若手の奮起が待たれるところ。懸念の抑え候補には現状では長谷部が担うことになりそうだ。
[打撃力] 不動の三塁だった
マギーは退団したが、メジャー通算150本塁打を誇る大物助っ人・ユーキリスの獲得に成功。残留が濃厚な
ジョーンズと共に脅威の助っ人コンビを組むことになる。ここに初の打率3割をマークした
銀次、枡田が20発クラスの打者に成長すれば13年以上の強力打線を構築することができる。後半戦から不動のリードオフマンに定着した岡島の期待度も高く、さらに
オリックスとの交換トレードで実績十分の後藤も新加入。ケガが続いて21盗塁に終わった聖澤が本来の機動力を取り戻せば、抜け目のない打線が完成する。
[選手層] 野手陣のスターティングメンバーに名を連ねる選手を見れば、マギーの退団を差し引いても13年との戦力差はない。だが、日本一連覇のためにはチームの底上げが急務。現状ではレギュラー陣と控えの実力差は歴然。田中が抜ける可能性のある投手陣は松井裕が加入したものの、まだ18歳。釜田、永井、菊池、森らの台頭が不可欠となる。野手ではアジアシリーズでスタメンマスクをかぶった小関や、二遊間を守れる西田が注目株。ともに14年は高卒5年目。球界を見渡せば、大卒の同年代がルーキーとして入団してくるだけに勝負の1年になる。新風を吹き込めるか。
[守備力&機動力] 13年の63失策は球団創設9年目で初のリーグ最少の成績。堅守で日本一をつかんだ。藤田、松井稼の二遊間に、捕手・嶋、中堅・聖澤を加えたセンターラインは12球団トップクラスだ。特に・・・
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