今季チームに加わったオリックス期待の大砲が、右ヒザ半月板手術からの完全復活を高々と宣言した。来日初年度の2012年に21本塁打をマークしながら、不調と故障で不本意な結果に終わった昨シーズン。その雪辱を果たすべく新天地で燃えている――。 取材・構成=三橋祐子 写真=佐藤真一 会話を通して考えを共有 一丸となって優勝目指す ――宮古島キャンプから合流されて、チームの雰囲気には慣れましたか。
ペーニャ みんな温かく迎えてくれたので初日から溶け込めたよ。選手同士でもよく話をするけど、グラウンドではほとんどが野球の話だね。新しいチームメートがどんな考えでプレーしているのか意見を聞いたり、逆に意見を聞かれたり。
特によく話すのは糸井(嘉男)選手。彼はリーグを代表するバッターだから、『バッティング教えてよ、ティーチャー』って。もちろんタイプは違うけど、チームが一丸となるにはコミュニケーションを取って同じ方向を向くことが大切。いろいろな選手やコーチと話をして、考えを共有したいんだ。
――野球はチームスポーツ。やはりコミュニケーションは大切ですか。
ペーニャ ホークスのときもコミュニケーションは大事にしていたよ。若い選手と話をすることで、それが彼らの助けになればと思っていたんだ。向こうから聞いてくることもあったし、逆にこっちから聞くことも。