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野村政権下で初の開幕連勝スタートを果たした2014年のカープ。CS初進出を果たした昨年同様、今季も強力な投手陣を前面に戦う。ここでは、エース・マエケンを中心とする先発スタッフ、新戦力の加入で厚みを増したブルペンスタッフを大解剖!ドラ1ルーキー・大瀬良とともに、注目投手を紹介していこう。

写真=BBM



 絶対的エース・前田健太の起用法について、指揮官はシーズン序盤から「中5日」での投入を示唆。この結果、マエケン、バリントンが中5日、野村祐輔と新人コンビ(大瀬良大地九里亜蓮)が中6日での起用と見られ、週に1度先発ローテの谷間を埋める投手が必要となる。

 山内投手コーチは「『6番目はコイツ』と固定せずに、調子を見極めながら起用していきたい」と話しており、4月上旬はサウスポー・篠田純平、またプロ4年目の福井優也が先発起用される可能性が高い。

 マエケンとともに3本柱を務める野村、バリントンはオープン戦ではやや不安を残した。バリントンは3月30日の中日戦(ナゴヤドーム)で“復肩”をアピールも、野村は3月25日のウエスタン・オリックス戦(由宇)に先発して6回を4失点。直球に本来のキレがなく、一軍初登板となった4月1日のヤクルト戦(マツダ広島)での結果次第では、二軍再調整を命じられる可能性も。「第6の先発候補」たち(左表)にとってはこれ以上ないチャンスとなるが、スタートダッシュをもくろむチームにとっては3本柱の誰が欠けても大きな誤算となる。

前田健太 #18

▲2013年成績:15勝7敗 防御率2.10



野村祐輔 #19

▲2013年成績:12勝6敗 防御率3.74



バリントン #42

▲2013年成績:11勝9敗 防御率3.23



大瀬良大地 #14


マウンドで現れる別人格

 普段の温厚な表情とは裏腹に、マウンドへ上がると…

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