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有原が頭一つ抜ける存在感

 最速156キロ・有原航平(早大)はドラフト全体でもトップに位置する実力を持つ。適度にリラックスし、8割程度の強度で投げる術すべを習得し、ますます難攻不落の投手となりつつある。チームを勝利に導く投球ができれば、さらなる高みに足を踏み入れそうな投手である。

 続く存在は山崎康晃(亜大)。チームでは東浜、九里とつながってきたエースのバトンを受け取った。正捕手でチームの精神的支柱だった嶺井博希(現DeNA)が抜けたことで責任感が生まれた。そのピッチングでチームをリーグタイ記録の6連覇に導くことが目下の役割となる。

 そしてダークホース的存在として台頭してきているのが150キロ右腕の進藤拓也(横浜商大)。リーグ戦の実績は13試合で2勝0敗と乏しいが潜在能力はたっぷりだ。それだけに、春季リーグ戦での働きぶりに注目が集まりそうだ。

 ほかにも188センチの長身からキレのある直球を投げ下ろす金子丈(大商大)、上背はないがたくましい体から154キロの豪速球を投げ込む長友昭憲(東海大)、安定感に定評のある佃勇典(拓大)など、さまざまなタイプが存在する。

有原航平[早大]

▲ありはら・こうへい●187cm90kg/右投右打



進藤拓也[横浜商大]

▲しんどう・たくや●184cm75kg/右投右打



金子丈[大商大]

▲かねこ・たけし●188cm90kg/右投右打



山崎康晃[亜大]

▲やまさき・やすあき●177cm72kg/右投右打



佃勇典[拓大]

▲つくだ・ゆうすけ●178cm78kg/右投左打

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