快進撃を続けるカープの生命線である先発投手陣。4月26日現在、チームトップの3勝を挙げている野村祐輔からは、プロ3年目の今季、確かな「変化」を感じることができる。新球・シュートを駆使した投球内容、マウンド上で感情をあらわにする振る舞い──。それらは右腕に投手陣の「柱」としての自覚が芽生えた証しだった。 取材・構成=新ヶ江周二郎 写真=前島 進(インタビュー)、BBM 「自信」が感情となってマウンド上で表に出る ――シーズン開幕から1カ月が経過し、4月26日現在、4試合に登板して3勝1敗、防御率4.50の成績を残しています。今季の野村投手を見ていると、非常に冷静だったこれまでの2年間より、マウンド上で感情をあらわにする場面が増えたような印象を受けます。
野村 そうですか? でも今年に関してはこれまで以上に1年間を通して良い状態をキープして、1試合1試合大事にしながらやっていきたいという気持ちがあります。新人の年(2012年)はシーズンの最後、昨年はシーズン序盤に結果を残すことができなかったので。
――オフ、キャンプと取り組んできたことが結果として表れていることが「感情」につながっている。
野村 1年目、2年目とはやってきたことが違いますから。そこに対しての充実感もあるので、試合の中でそういう思いが表に出てしまっているのかもしれません。ただ、この前の
阪神戦(4月15日、マツダ
広島)のような投球をしてしまったときは、そのぶん悔しさも大きいですよね…
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