週刊ベースボールONLINE

2014夏の甲子園大特集

菊池雄星 「腕が壊れてもいい」 “全力の夏”の真実。

 


──当時の菊池投手といえば、全力プレー、全力疾走も大きな特徴でしたよね。

菊池 部員が100人いる中で、ベンチに入れるのは予選なら20人。だから、その20人は責任を持ってやれることをやろうと。そういう監督の方針があって、僕自身、そういう行動や言葉になっていたと思います。エースだからといって特別扱いもされなかった。それは今となれば、もちろん良かったなと思うことですね。

──ただ、ヘッドスライディングは「危ない」と怒られたとか。

菊池 ああ、よくありましたね。よく怒られていました(笑)。チームの状態が良くないときなどに、自分としては士気を上げる意味もあってやったりしていたんですけど。今思ったら、バカだな、命がけだなって思いますけど(笑)。ただ、そのくらい勝ちたかったってことだと思うんです。

▲塁に出れば、勝利への強い思いで全力疾走を見せ、このガッツポーズ



──そういう意味でも、プロとは別な野球という感じなのでしょうか。

菊池 まあ、別じゃないですかね。別なスポーツの要素はあると思います。同じで考えていたらいけないと思いますし・・・

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