週刊ベースボールONLINE

2014ドラフト特集 第6弾

甲子園で輝いた超逸材 光る2年生野手たち

 



文=氏原英明 写真=田中慎一郎



 高橋由伸ではあるまいか。

 2回戦の沖縄尚学戦の初回、バックスクリーン横に本塁打を叩き込んだ。大会注目選手の一人、山城大智から、それも逆風をついての本塁打だっただけに、末恐ろしい。

「投手と打者の両面でチームを引っ張っていってくれたらと思っています。まだまだ課題がありますので、レベルアップしていってほしい」

 そう作新学院の指揮官・小針崇宏が語るように、朝山には類たぐいまれなタレントがある。

 甲子園では三番を打ったが、栃木大会で活躍が目立ったのは、防御率0点台だった投手の方。特筆すべきボールはないが、強いハートでぐいぐいと押していく。

 二刀流論争となりそうだが、個人的には打者として推したい。

「(ホームランは)初回から真っすぐを狙っていこうと思って振りました。最後のバッターになってしまったので、申し訳ない。一から出直して、栃木大会からチャレンジャーの気持ちで戦って、戻ってきたい」

「投」か「打」か。この1年の成長が楽しみな選手であることは間違いない。

PROFILE
あさやま・ひろかず●1997年11月25日生まれ。神奈川県出身。175cm 73kg。右投左打。小学3年時に野球を始め、小6時に真岡クラブのエースで全国大会出場。中学時代も真岡ボーイズでエース兼四番。作新学院では1年春に背番号1を背負った。13年夏の甲子園は3試合に登板。今夏の甲子園は初戦(2回戦、対沖縄尚学)敗退。





文=岡田浩人 写真=早浪章弘

 左打席から柔らかいリストを生かし打球を広角に飛ばす。パンチ力もあり・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング