12球団の今年のドラフトを、本誌球団担当が客観的な視点から総括。過去2年間のドラフト指名傾向もあわせて振り返ってみよう。 ※採点は100点満点。「近年3年間のドラフト指名内訳」表は入団拒否者を含む。育成指名は含まない。 東京ヤクルトスワローズ 80点
[収穫]即戦力投手を5人指名
[誤算]安樂の一本釣りならず
真中新監督が就任直後から「いいピッチャーが欲しい」と話していたとおり、指名した5名の投手は全員即戦力。安樂こそ抽選で外したが、球団が社会人No.1左腕と評する竹下を1位、最速152キロを誇る本格派右腕・風張を2位で指名することができた。左右バランスよく即戦力投手を獲得できたのは及第点と言える。しかし、今年のウィークポイントだった打てる遊撃手も欲しかったところだ。(CA)
東北楽天ゴールデンイーグルス 85点
[収穫]安樂の指名権を獲得
[誤算]即戦力投手が手薄
今年も立花球団社長の“ゴッドハンド”は健在。
ヤクルトとの競合になった安樂を見事に引き当て、昨年の松井裕に続いてドラフトの目玉投手の交渉権を手に入れた。だが、上位3人が将来性を見込んだ高校生と、補強ポイントだった即戦力投手を獲得できなかった点は来季の戦いに不安を残すのではないか。それだけに下位指名の5位・入野、6位・加藤ら社会人投手にかかる期待は大きい。(M)
横浜DeNAベイスターズ 90点
[収穫]課題に対して的確な補強
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