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190センチの長身から常時140キロ中盤の真っすぐに、スライダー、フォークら精度の高い変化球を投げ込む。昨年の段階でも「ドラフト1位で消える」と言われていた好素材だ



スカウトが昨年の段階でドラフト1位と評価した逸材


 2015年の明大には、投打の二枚看板がいる。151キロ左腕の上原健太に、3年秋までにリーグ史上初の100安打を放った高山俊だ。2人は大の仲良しである。

 昨年10月23日のドラフト会議で、1学年先輩の山崎福也オリックス1位、また、上原の広陵高時代で1学年上の早大・有原航平が北海道日本ハム1位で入団した。上原は身近な先輩2人の指名に触れ、「来年は自分の番か!」と興奮を隠し切れなかったという。高山とは寮内で絡むたびに「どうする? と。ドラフトの会話ばかりしています」と、正直な思いを口にする。

明大・上原健太の東京六大学リーグ戦成績


 どの球団も、毎年のように喉から手が出るほどほしい左腕。今年のドラフト候補で「BIG2」のポジションにいるのが駒大・今永昇太と上原だ。東都大学リーグ通算18勝の今永は2年春から先発でフル回転し、昨秋の神宮大会も制した「実戦型」の一方で、上原は対照的に「素材型」の評価を受ける・・・

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