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2014年のペナントレースで最もチームに貢献した選手をデータから探る。今回着目したのはOPSとwRAAのデータだ。この2つの数値から見た、両リーグにおいて最高の打者は誰だったのか。

OPSとは?…出塁率と長打率の和。出塁率は「アウトにならない能力」、長打率は「走者を進める能力」を表すため、この2つを足したOPSは、打者の総合的な得点能力を評価する上で有効な指標とされている。

wRAAとは?…平均的な打者が同じ打席数立った場合に比べて、どれだけ多くの得点を生み出したかを表す指標。単打・二塁打・三塁打・本塁打・四球・死球などの各打撃結果が、それぞれ何得点分の価値があるかを統計的に求めた上で、各打者の打撃成績を得点に換算している。OPSと異なるのは、wRAAが打席数の多さも評価されている点だ。

【2014年セ・リーグ:OPSランキング】
1位 バレンティン[ヤクルト] 1.007
2位 山田哲人[ヤクルト] .941
3位 丸佳浩[広島] .910
4位 筒香嘉智[DeNA] .902
5位 ルナ[中日] .888
6位 雄平[ヤクルト] .877
7位 エルドレッド[広島] .873
8位 マートン[阪神] .872
9位 ゴメス[阪神] .860
10位 畠山和洋[ヤクルト] .846

【2014年セ・リーグ:wRAAランキング】
1位 山田哲人[ヤクルト] 48.4
2位 丸佳浩[広島] 42.2
3位 バレンティン[ヤクルト] 38.2
4位 雄平[ヤクルト] 32.0
5位 マートン[阪神] 31.3
6位 ルナ[中日] 27.3
7位 ゴメス[阪神] 26.4
8位 筒香嘉智[DeNA] 25.8
9位 鳥谷敬[阪神] 25.6
10位 エルドレッド[広島] 19.6

飛び抜けていたバレンティンの爆発力


 まず、セ・リーグの2つのランキングから見ていく。どちらもトップ3を占めたのは、バレンティン、山田、丸の3人だ。バレンティンはアキレス腱痛の影響により、60本塁打を記録した13年ほどの活躍は見せられず、2年連続で獲得していた本塁打王のタイトルもエルドレッドに6本差で逃した。しかし規定打席ギリギリの到達ながら、リーグトップの出塁率と長打率を記録してOPSの1位に輝いた。一般的に、OPS.900以上の選手が一流と言われているため、バレンティンの数値は超一流と言えるだろう。打席数の少なさにより、wRAAでは3位だが、1打席当たりの成績、働きではズバ抜けていたことが、OPSの高さから読み取れる。

▲バレンティン



 昨季大ブレークした山田は・・・

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