週刊ベースボールONLINE


2015年セ・パ新人王予想

 

パ・リーグ 新人王レース展開予測


黄地は「編集部イチオシ」選手

※過去3年の実績=14年/石川歩(M)、13年/則本昂大(E)、12年/益田直也(M)



編集部イチオシ!2015年の新人王候補
オリックス山崎福也


■1992.9.9=23歳 ■位置=投手 ■球歴=日大三高−明大



 過去16シーズン(00年は該当者なし)がすべてそうであるように、パ・リーグでは投手が新人王に輝く傾向にある。そのボーダーラインは、先発で10勝以上、中継ぎで30ホールド以上、抑えで20セーブ以上か。この条件を踏まえると、西武そしてオリックスで開幕先発ローテーション入りを果たすことが確実な郭俊麟と山崎福也の2人のルーキーが本命と言えるのではないか。

 郭は昨季5位のチーム状況がどう転ぶか(つまり、打線の援護が得られるか、救援陣が機能するか)によりそうだが、浮上の立役者ともなれば、グッと同タイトルに近づくこととなる。

 山崎は昨季チームがリーグ優勝を争っており、今季もソフトバンクと並んで優勝候補の1つ。一昨年の則本昂大(楽天)のように、1年間ローテーションを守り、かつ2ケタ勝利で優勝(もしくは優勝争い)に絡むようならば、その資格は十分だ。

 一方、野手では一芸に秀でる2年目の岡大海山川穂高がおもしろい。前者は足と守備に一見の価値あり。打撃面に課題を残すが、昨季盗塁王の西川遥輝からその座を奪うポテンシャルを秘めている。山川は“おかわり2世”と呼ばれるところからも分かるように、一発長打が魅力。昨季は3安打中2本がホームランと、打率.100に対してそのホームラン率.667。2年目で確実性が増すことを期待したい。

 とはいえ、両者ともに定位置を手にしているわけではなく、まずはその争いを勝ち抜き、出場機会を得るところからか。

2015年の新人王候補
西武・郭俊麟


台湾代表のエース候補

■1992.2.2=23歳 ■位置=投手 ■球歴=西苑高−台湾体育運動大



 ドラフト1位クラスの評価を受ける西武4人目の台湾人投手・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング