新たな世界大会であるWBSCプレミア12(仮称)が11月8日に日本・台湾の共催で開幕する。世界のトップ12カ国のみに参加が許される大会に、日本はランキング1位で出場。小久保ジャパンは2017年の第4回WBCでの世界一奪回をターゲットにしているが、まずは同大会での優勝を目指す。 17年ではなく今年の勝利
2013年の小久保ジャパン立ち上げから、台湾遠征、日米野球、欧州代表戦を消化した。3大会に招集したメンバーについて、
小久保裕紀監督は2017年の第4回WBCを見据えていることを強調。「若い選手に国際経験を積んでもらいたい」とし、将来性を買っての若手抜擢も目立った。例えば最初の台湾遠征に招集した
井納翔一や
菊池涼介は、その後、日本代表の中心選手に成長を遂げつつあり、「17年」を意識した選手選考は成果を上げていると言える。
しかし、今秋に行われる第1回プレミア12では、「17年」に固執せず、目の前の大会にベスト布陣で臨むべき。WBSCが主催する初のイベントで、位置付けはWBCと同等の世界大会。欧州代表戦第2戦のように、若手中心を理由に負けることが許されるはずもなく、結果次第では小久保監督の進退問題に発展するのではないか。「日米野球のメンバーが中心になる」と指揮官が明かしているように、ベースは17年も十分に主力と計算できる彼ら。ここにぜひ加えてほしいのが・・・
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