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ドラフトで注目したい高校生外野手8人

 

大熱戦が数多く繰り広げられた今大会では、多くの有望選手が聖地で躍動した。ここでは本誌選りすぐりの好選手たちを一挙掲載。夏に向けての成長が今から楽しみだ。

和田慎吾・常総学院(茨城)3年
手先が器用な万能タイプ


外野手/右投右打/186cm78kg/1997年6月15日生まれ/千葉・印西市立原山中[八千代中央シニア]出身



 甲子園練習のシート打撃で何と、3本塁打。良いイメージを残したまま米子北との1回戦を迎えた。チームは序盤から得意の足を使って優勢に試合を進める。5対0で迎えた6回表。整備を終え、きれいにならされたグラウンドで、三番のバットが火を噴いた。打った瞬間それと分かる左越え本塁打。次の打席では中堅前に運ぶ安打を放ち「ライナー性の打球を意識している」と雑なところを見せないクレバーな打者だ。

 小学校時代にはサッカー、テニス、習字、そろばん、体操、ピアノと習い事を多く経験。運動能力はもちろんのこと、手先が器用な点も野球につながっているという。目標の選手は巨人・長野で「逆方向への打球。守備範囲の広さもあこがれる」。3拍子そろった万能選手を目指す。

2015センバツ成績

1回戦:米子北(鳥取) ○14-1 三番・右翼手 4打数 2安打 1打点 1本塁打 0三振 2四死球 1盗塁
2回戦:今治西(愛媛) ○8-1 三番・右翼手 4打数 1安打 1打点 0本塁打 0三振 0四死球 0盗塁
準々決勝:大阪桐蔭(大阪) ●3-5 三番・右翼手 5打数 1安打 0打点 0本塁打 0三振 0四死球 0盗塁
計3試合:打率.308 13打数 4安打 2打点 1本塁打 0三振 2四死球 1盗塁

松本哲幣・敦賀気比(福井)3年
2打席連続満塁弾の伏兵


外野手/右投右打/178cm75kg/1997年10月31日生まれ/京都・京都市立京都御池中[京都ライオンズボーイズ]出身



 シンデレラボーイだ。大阪桐蔭との準決勝で史上初の2打席連続満塁本塁打を放つと、東海大四との決勝では、1対1の8回裏に決勝2ラン。北陸勢初の甲子園制覇に導いたのは、背番号17だった。準決勝の2本よりも特別なものがある。センター返しの意識が、本塁打になった。「自分が・・・

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