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近未来の「四番候補生」たち

 

現在はレギュラー奪取に向けて鍛練の日々を送っているが、近未来には一軍の舞台で主砲を担える力を持った原石たちがまだまだいる。ここでは編集部イチオシの若き四番候補たちにスポットを当ててみたい。

巨人・岡本和真
5年後へ向けて絶賛育成中


1年目/19歳/内野手/183cm95kg/智弁学園高-巨人15年1位



 すこぶる評判がいい。巨人の高卒ルーキーは投手ならば半年間の体力作りの末に実戦登板の流れだが、野手は多くの出場機会が与えられる仕組み(そのレベルにあることが条件)で、3月14日の二軍開幕戦から定位置は六番・サード。3月下旬より腰の張りで約1カ月の離脱があったが、5月15日時点で23試合で19安打と順調な一歩を踏み出したと言える。

 最大の魅力である高校通算73本塁打の一撃が影を潜めてきたが、腰痛発症後に弱点であった体幹と股関節周りを重点的に強化した効果からか、7日の関西独立リーグとの交流戦(ジャイアンツ球場)で右翼へ豪快な一発。かねてより「逆方向への打球が自分の売り」と話していたが、その後は14日のロッテ戦(ジャイアンツ球場)では3安打の固め打ち。二軍公式戦でも待望の瞬間が訪れる日は近い。チームも、岡本和真本人も焦ってはおらず、内田順三コーチも「将来が本当に楽しみ」。5年後へ向けて着々と土台を固めている。

中日・古本武尊
魅惑の大迫力スイング


3年目/25歳/外野手/176cm87kg/福岡大大濠高-龍谷大-中日13年3位



 龍谷大4年時に負った眼窩底骨折の重傷のために一時は野球生命さえ危ぶまれたが・・・

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